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史跡巡りB「東大本郷キャンパスと神田史跡」巡りの実施報告(30.10.31)

 第29回の史跡巡りは10月31日に13名が参加し、「東京大学本郷キャンパスと神田の史跡」を巡ってきました。

 

  スタートはメトロ「東大前」から『東大本郷キャンパス』へ。この地は大部分が加賀藩(前田家)上屋敷でした。

まず、農学部に入り、「上野栄三郎とハチ公の像」を見ました。渋谷駅前でお馴染みのハチ公と博士との愛情を示した銅像です。

続いて、登録文化財の「正門」から「本郷キャンパス」内へ。

初冬にかけて東大を彩るのは、安田講堂へと続く銀杏並木。その両脇に建つのは、法文1号館と2号館。独特のスタイルは本郷キャンパス建造物を代表するもので登録文化財です。

「安田講堂」は1969年に過激派の学生によって占拠され機動隊と衝突したことを思いだしましたが、今は卒業式しか入れないとのこと。

次は夏目漱石「三四郎」の舞台となり、キャンパスで最も自然の豊かさを感じた「三四郎池」です。池はあまり綺麗ではなかったですね。

最後は東大の俗称ともなっている「赤門」。前田家上屋敷の御守殿門で、1827年に徳川11代将軍家斉の娘、溶姫を迎える際に造られた重要文化財。豪華ですね。

訪れた日は水曜日、「総合研究博物館」や「オフィシャルショップ」はお休みで残念ながら入ることができませんでしたが「東大キャンパス」の雰囲気は十分味わえました。

 

 本郷界隈で早い昼食を取りお茶ノ水へ移動、『神田明神』へ。

ここは約1300年の歴史を持つ江戸の総鎮守で大手町に創建されたと伝わる古社。平将門を合祀し、1616年に今の場所に。正式名の神田神社より明神の方がよく知られ、境内には明神様を慕い敬う参拝者で賑わいを見せていました。御社殿は東京大空襲にも耐えた登録文化財。「銭形平次の碑」を見て門前の甘酒茶屋で甘酒を頂きました。

   

 続いて、昌平坂を通り『湯島聖堂』へ。

徳川5代将軍綱吉が開いた昌平坂学問所の跡です。林羅林が邸内に孔子堂を建てたのが始まりで、1690年にこの地に移され明治初頭まで、幕府の学問所の役目を担っていました。その後国立博物館や東京師範学校が置かれましたが、聖堂は関東大震災で崩壊。大成殿(孔子廟)は昭和10年に再建され、正面に掲げられた額は綱吉の執筆です。また、楷書の語源となった楷樹の奥にある孔子銅像は世界最大とのことです。緑がとても豊富です。

 

 最後は、お茶ノ水の聖橋を渡り、『ニコライ堂』へ。

入口でロウソクが渡され燭台に灯したあと、ガイドの説明を聞きました。ここは 1891年に大主教ニコライが建てた聖堂で、正式には日本ハリストス正教会東京復活大聖堂。関東大震災でドームなどが倒壊、6年の歳月をかけ復興させたのが現在の聖堂。ビザンチン様式の建築で重要文化財です。ドームや窓に組み込まれたステンドグラスなど美しい外観、まばゆいばかりのシャンデリアや聖像で飾られた堂内は荘厳な雰囲気に包まれていました。

 

 紅葉には少し早い時期でしたが、小春日和のうららかな陽気に誘われた一日となりました。お疲れ様でした。(記:榎本)

上野栄三郎とハチ公の像
上野栄三郎とハチ公の像
安田講堂
安田講堂
東大赤門
東大赤門
神田明神
神田明神
ニコライ堂
ニコライ堂