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第31回史跡巡りA「神田3名所」を訪ねて

 実施日:成30年6月6日(水)小雨 参加者24名。

 前日までの真夏のような日差しが一変!明け方からの小雨である。

神田明神にて
神田明神にて

□ 湯島聖堂

 御茶ノ水の聖橋を渡ったところの西門まで改札からわずか3分、最初の目的地湯島聖堂だ。教育熱心な5代将軍綱吉が設置した学問所である。 

 雨に濡れた石の階段を下りていくと都会の喧騒を忘れてしまいそうな静寂の世界に入り込んだ。樹木豊富な都会のオアシスである。

 

 高さ4.6m、重さ1.5tという世界最大の孔子銅像を見上げる、台湾からの寄贈と書かれていた。入徳門から緩やかな階段を上がると聖堂入り口の杏壇門である。周囲にあんずの木が植えられたのが名前の由来である。門脇には合格祈願の絵馬が吊るされていた。その先は前庭を介して入母屋造りのプロポーションが美しい大成殿(だいせいでん)である。正面の額文字は綱吉の執筆である。

□ 神田明神

 西門を出て5分神田明神に到着、正式名称は神田神社で創建1300年の歴史をもつ江戸の総鎮守である。入り口の随神門は昭和50年に天皇即位50年記念として建立された総ヒノキの入母屋造りで朱漆の修復を終わったばかりなのかまばゆいばかりである。  

 正面社殿の千鳥破風が見事な銅板屋根は長い年月を経て発色した緑青が素晴らしい。時計回りに社殿を回ると最後に銭形平次に続いて神馬「あかり」がひっそりと立っていた。まだ仔馬だが徐々に白くなるらしい。奉納された絵馬を見て驚いた、今どきの絵馬はアニメがほとんどだ。 

□ ニコライ堂

 アーチの強調とドーム屋根が特徴のこの建物は近づいてみると思った以上に迫力がある。関東大震災後の復旧は1年前に巡った鳩山会館と同じ岡田信一郎の設計である。 

 入り口で全員にろうそくが渡されそれぞれ燭台に灯した。既に説明する人がスタンバイしていてニコライ堂の正式名は東京復活大聖堂という話に始まり、ハリスト(キリスト)教の歴史、建物の沿革、聖堂内の装備品の解説をしていただいた。多方面に明るい信者さんで専門的な質問にも的確に答えていたので感心した。

□ 神田めぐり後記

 雨のため旧万世橋駅舎を割愛し御茶ノ水駅で解散、5~6名の方はせっかくだからと万世橋に向かった、お疲れ様です。

 午前中は神道に心を寄せ午後はキリスト教に身を置くという複雑な経験をしたが宗教はそれぞれが信じる心の持ちようなのかと思う一日であった。(I.O)

湯島聖堂の孔子銅像
湯島聖堂の孔子銅像
神田明神
神田明神
ニコライ堂
ニコライ堂